院長コラム(2023年)
院長コラムは、多摩ニュータウンエリアの地域情報紙「週刊もしもししんぶん」に寄稿した記事をまとめたものです。過去5年分の記事を掲載しておりますが、バックナンバーに関して、内容の見直しや加筆・修正はしておりません。そのため情報が古かったり、現代の常識と異なる内容が書かれている可能性がありますので、あらかじめご了承ください。
夏こそウイルスに負けない体を作る
(2023年8月)
8月、暑い日々が続きます。日中、体が暑ければ、冷水シャワーを浴び、夜は氷枕でしのいでください。さて、この原稿寄稿中の7月後半は沖縄県でのコロナ感染拡大が報じられています。電車に乗る2人に1人はノーマスクです。今後も観光地を中心に流行は拡大していくでしょう。5類の今もコロナウイルスはただの風邪と異なり、気道を含め全身の臓器感染を起こします。また、若い人では後遺症問題もあり油断大敵です。このままいくと日本も他国と同様人口の8~9割の国民、即ちあと7,000万人位が感染すると思われます。基本は、マスクをして距離を保ち換気に注意し、人混みを避けること。この暑い時こそ体を動かし汗をかいて筋肉を作り、よく寝て自律神経を安定させ、ウイルスに強い体にすることが大切です。夏バテには肉、鰻等の動物性たんぱく質や朝鮮人参を含む漢方薬がお勧めです。
脳に試練を与える
(2023年6月)
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6月、GWに初めて高尾山に登りました。頂上は原宿並みの人出でしたが、2回目の小仏からは人も少なく快適な一方、260階段が2ヶ所もあり疲れました。低山も侮ると転倒の危険があることを肝に命じました。さて、コロナ感染症も5類になり街は人で溢れ、発熱外来を訪れる人は少なくなりましたが、ほぼ毎日陽性者が出ています。コロナは季節性がなく、全身の臓器に感染する事実は忘れないようにしましょう。ところで、最近は脳トレという言葉をよく目にします。認知症は脳血管の老化が原因。老化防止にはコレステロール・血糖・血圧コントロールや運動が推奨されています。登山に登頂ルートが何種類かあるように普段はやらないこと、例えば、利き腕と逆の手で箸を持つ、髪の毛をとかす、歯磨きをする等の試練を脳に与えると良いかもしれません。私もボクシングで老化防止しています。
コロナ感染症
(2023年5月)
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5月、学会シーズンです。私は主に内科学会、産業医学会に所属していますが、最近では、一般企業での過重労働問題や労務中の災害が増える中、出番も多くなり、現在数社の企業を担当しています。さて、本コラム執筆中の4月中旬現在、都内はマスクなしの若者や高齢者、外国人で溢れかえっています。コロナウイルスはなくなることはないので自己管理が大切です。コロナとインフルエンザウイルスの違いは、コロナには季節性がない、そして全身の臓器に感染するところです。今後、初夏を迎えても流行の可能性はあり、高濃度のウイルスを吸い込まないよう、換気は最も大切です。また免疫力を保つために睡眠をよくとり運動に励むこと、可能であれば、総合ビタミン剤を摂取し体内の細胞を活性化させてください。もしかかってしまったら、当院は発熱外来、後遺症外来をしています。ご相談を。
新しいヘルストロン
(2023年4月)
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4月、暖かい陽気になってきました。今年は花粉症がひどく、点眼、点鼻薬ご希望の患者さんが多いです。さて、高電圧治療機(ヘルストロン)が新しくなりました。以前の機械は20年間使用したせいか、今回はビリビリ感がより強く感じられます。座り心地も評判が良いです。ぜひ、この機会にご利用ください。腰痛、頸痛、膝痛を含めた体の関節痛や不眠、便秘でお悩みの方、疲れが取れにくい方にはお勧めです。今はコロナ後遺症の方にも良い結果が出ています。ただし、全ての患者さんにというわけではありませんが、1回試すだけでなく気長に乗ることをお勧めしています。コロナ感染症は今のところ大きな動きはありませんが、インフルエンザと違って季節性がありません。大きな波が再度やってくると思います。主に飛沫感染ですので、来院される時は今までどうりマスク着用をお願いしています。
マスク着用とコロナ後遺症
(2023年3月)
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3月、春を感じるこの頃。2月16日現在、コロナ感染症はひとまず落ち着いている一方、インフルエンザ感染は小学生中心に子どもの間で流行っています。今後は家庭内感染の拡大に注意が必要で従来通りマスクと換気は重要です。政府は本年3月13日から屋内外問わずマスク着用を原則個人判断としましたが、来院時はしばらくマスク着用をお願いする予定です。当院は高齢の患者さんが多く、かつコロナ後遺症の方も拝見し、間近でコロナ感染症の影響が身に染みています。後遺症には補剤中心に漢方薬を投与し、3万Vの高電圧治療機(通称ヘルストロン)に乗って頂いています。コロナ感染後に医者が診て症状の異変が感じられる場合は後遺症の診断がつきやすいですが、殆ど症状の訴えが伝わらないケースも。今後、後遺症診断基準の確立が急がれます。3月、新しいヘルストロンを設置予定。ご期待を。
医師の自殺とコロナ後遺症
(2023年2月)
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2月、全国医師ユニオンの勤務医労働実態調査によると医師の3割,特に若い医師が死や自殺を考えることがよくあるというのです。衝撃の事実ですが開業医でも多いのではないかと思います。全責任を一人で背負う、そのストレスは時に鬱状態を引き起こし酒に溺れる医者も多いと思います。私も最近は毎日25-~35度の酒をストレートでぐいぐい飲んでいるので、気をつけます。さてコロナ感染症も3年が経ち後遺症が問題になっています。当院は補剤を中心に漢方薬と共に3万ボルトの高電圧治療機をお勧めしています。高電圧線の下では人間も草も元気になります。疲労感の強いときそれに触れていると疲労物質が取れていくのを感じられ特に全身の倦怠感が強い人に勧めています。ただし、個人差が有りますのでご注意を。院内感染防止のためコロナ発症から14日以上経過してから来院してください。さて、2月は冷水浴で副腎を鍛えるチャンスです。
星空を観ながらウオーキングを
(2023年1月)
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明けましておめでとうございます。新型コロナウイルス感染症が流行し同時にインフルエンザ(以下インフル)も若い方中心に散見されます。2022/12/14現在、11月から20人程のインフル患者さんが来院され、そのうち4~5人の方はコロナを合併しています。当院開業の約23年前、インフルが大流行しました。当院の歴史から、今回は当時に匹敵するか、それ以上の大流行になると予想しています。オミクロン株の症状と比べ、インフルは解熱しづらく倦怠感が強い印象です。早めの抗インフル薬の投与が症状を楽にしてくれますが、発熱後5~6時間以上経過してからの検査をお勧めします。体を冷やさず、特に首元、腰を温めてマスクが大事です。20年近く雪の夜も冷水浴を実行し、夜のウオーキングも続けています。夜空を見上げて、幸運にも先日満月の暈が見られました。まさにご褒美ですね。
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8/9(水)~8/20(日)まで夏期休暇とさせて頂きます。
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