院長コラム(2018年)
院長コラムは、多摩ニュータウンエリアの地域情報紙「週刊もしもししんぶん」に寄稿した記事をまとめたものです。過去5年分の記事を掲載しておりますが、バックナンバーに関して、内容の見直しや加筆・修正はしておりません。そのため情報が古かったり、現代の常識と異なる内容が書かれている可能性がありますので、あらかじめご了承ください。
免疫力アップのために(2018年12月)
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12月、冬の病といえばインフルエンザが代表的です。マスク、うがい、手洗いは基本中の基本。最近は良いマスクも出ているようです。若干高めですがウイルス侵入を防止してくれるので有りがたいです。一方ワクチンも有効ですのでまだ接種していない方はお急ぎください。冬は部屋が乾燥しやすくなり喉がいがらっぽくなります。加湿器が有ると便利ですが水で濡らしたタオル1枚かけておくだけでだいぶ違います。それでも風邪にかかったかなと思ったら肩から首にかけて湿布を張り首にはタオルを巻いて重ね着しましょう。生姜入りの熱いお湯を飲んで葛根湯や麻黄湯を服用すると、流れる汗と共に体が楽になります。免疫力を保つには睡眠が最も良く、疲労は筋肉の強張りに出やすいため体のマッサージも効果的です。当院のヘルストロンは、血流を増加させ身体回復に役立つでしょう。
風疹の流行とインフルエンザ(2018年11月)
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11月、風疹が流行しています。注意したい年齢は昭和37年~62年生まれの主に男性す。昭和37年~54年生まれでの女性は中学で集団接種を受けていますが男性は1回も接種していないため、現在39歳~56歳の男性には免疫が無い可能性が高いのです。私の生まれた昭和34年もワクチン接種はしていませんが、自然に抗体を獲得している場合が殆どです。気になる方は抗体検査またはワクチン接種をお勧めします。さて冬といえばインフルエンザです。ワクチン接種している人といない人では重症度は全然違います。今は良い薬が出ているから罹っても大丈夫と思うかもしれませんが、ウイルスが身体に侵入して全身に広がるというのは、人によっては過剰に反応するケースもあります。ワクチンを接種して免疫を持つことをお勧めします。適度な睡眠とヘルストロンは免疫力を保ちます。
顔が語る人生(2018年10月)
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10月、スポーツの秋、バドミントンの桃田選手の活躍が目に留まります。最近の桃田選手は顔付きが全然違います。無期限出場停止処分を解かれたときは、緊張と戸惑いの顔でしたが、今はまるで変わっています。その顔を拝見し、もう大丈夫、世界のトップの道を歩むだろうと確信したものです。人の歩んできた人生や考えは顔に出るものです。私も開業して20年、さまざまな患者さんとお会いしてきました。基本的に争いを好まず、良い患者さんが多いです。それは私が発する気を感じ取られるからかもしれません。さて、冬に向けて体力を付けねばなりません。現在は環境に恵まれているため副腎がさぼっている状態です。働いてもらうためにも冬は冷水浴をお勧めします。3万ボルトの電気を人体に流すヘルストロンも効果的です。インフルエンザワクチンは、今年は十分あります。中旬より開始です。
夏の疲れ(2018年9月)
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9月、秋の気配が感じられるこの頃です。例年9月まで暑さが続くため、まだまだ疲れが溜まりそうです。日中は酷暑にて運動ができずクーラーの効いた部屋で過ごすことが多かったため、体重が増えた方も多いと思います。対策としては十分な睡眠が一番です。疲れが溜まるとイライラ、肩凝りがひどくなったり胃腸の調子が悪くなってきます。そんな時はヘルストロンや漢方薬をお薦めします。私は全身の筋肉の凝りが酷くなるためヘルストロンを愛用しています。当院のヘルストロンは3万ボルトで全身の血流を改善するため強い筋肉の緊張に効果が有ります。一方、この季節は免疫力が低下し帯状疱疹にかかりやすい時期です。2016年50歳以上に予防ワクチンとして認められました(自費診療)。生ワクチンのために妊娠中の女性は無理です。ご興味のある方はかかりつけ医にご相談ください。
夏バテ防止と海外旅行(2018年8月)
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8月、暑さが続いております。西日本豪雨の被害者の方には全国からの厚い支援が送られることを切に望みます。さて、熱帯夜が続くと不眠から疲労が蓄積し眼精疲労、全身の強い凝りが生じてきます。パソコンの強い光源を避け遠くを見たり眼球洗浄、ビタミン剤の点眼、目の保温が効果的です。また、筋肉の凝りにはストレッチ、マッサージ機が良いですが、凝りをほぐすには人間の手が一番良いですね。マッサージに行った日は深い眠りにつけます。これから海外旅行に行かれる場合、特に東南アジアでは生水、なま物に注意が必要です。以前赤痢菌が便から培養された方がいて大騒ぎになりました。蚊が媒介する病気もあるため、どの感染症にはワクチンが必要か、ワクチンがない場合予防はどうするか早目に調べておきましょう。夏バテには先ずは睡眠、次に漢方薬、ヘルストロンをお薦めします。
縄跳びの効能(2018年7月)
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7月、夏本番。世の中は70歳定年制が検討されています。人手不足解消と年金問題の絡みもあるのでしょう。50年近く働くのは、体力、精神的にも大変なことです。仕事中に倒れる人も増えてくると思われます。日々倹約をして自己を律していかねばなりません。私は武道に加え日は浅いですが、暇を見てボクシングジムに通っています。年齢制限で残念ながらスパーリングは不可能ですが、ミット打ちまで10ラウンドは消化します。最初は縄跳びを1ラウンド3分間跳ぶのですが、なれない頃は下腿の筋肉痛がよく起こっていました。縄跳びは筋肉を付け体力向上に効果的です。反射神経も鍛えられます。年齢と共に衰える体力、反射神経、記憶力全てこの縄跳びが解決してくれるかも知れません。最初は100回連続を目指しましょう。夏ばて防止に漢方薬、30000Vのヘルストロンもお薦めします。
綺麗な花には毒がある(2018年6月)
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6月と言えば紫陽花、素敵な日本語です。綺麗な花には棘があるではありませんが、紫陽花の葉っぱにはシアンが含まれています。いわゆる青酸配合体です。料亭で刺身のつま等に紫蘇の葉がついていますが、店の主人が気を利かせて紫陽花の葉っぱを使ったりすると大変なことになります。頭痛、吐き気のお客さん続出になるのでご注意を。さて、前回日本尊厳死協会のお話を寄稿したところ、多くの賛同のご意見をいただきました。今から20年以上も前、世はまだ先進医療を取り入れ何も治療しないなんて白い目の時代。私は以前勤務していた病院である胃癌患者さんより延命治療は希望せずと言われ実行したところ、本人、家族から感謝され準会員に推薦されました。将来高齢者が増え、世の中は必ず尊厳死の流れになるだろうと考えていたのもあります。古き良き昔の医療がまた見直されるでしょう。
眼精疲労防止(2018年5月)
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5月、新緑の中、パソコン、スマホとにらめっこしていると目が疲れます。強い光線も入り一気に老化が進行します。時々遠くを見て疲労した毛様体筋を休めてあげましょう。私が実行しているのは目の洗浄です。生理食塩水でも良いのですが、薬局で洗眼専用のキャップ付の液を購入しています。疲れた後の洗眼は気持ちが良く、眼球の疲れが取れます。さらにマッサージ機で頚周囲の筋肉もほぐしながら温熱アイマスクで目の周囲を温めると、気持ち良くなりいつの間にか寝ていることも多いのです。眼球周囲の血流が増加して疲労回復します。最後にタオルで巻いた氷で眼球を冷やすと更に効果的です。忙しい時は入浴中にタオルを温めたり冷やすことでも良いでしょう。さて、私は以前から日本尊厳死協会が提唱するリビングウイルに賛同する協力医師です。最期を自宅で迎えたい方はご連絡ください。
上杉鷹山公の教え(2018年4月)
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4月、春の木漏れ日を感じるこの頃。平昌オリンピックが終わり次は東京オリンピックですね。日本は開催までの2年間物に溢れ活気に満ちることでしょう。でも、忘れてはならないことはもったいない精神です。かの上杉鷹山公は自ら質素倹約をして物の大切さを示されました。成せばなる。成さねば成らぬ何事も。成らぬは人のなさぬなりけり。私が子どもの頃は服、靴下が破れると母がそれを縫って使いました。ご飯も一粒残らず食べてお百姓さんに感謝したのですが、現代は食べられるのが当たり前、残すのが当然です。世界の手本となる日本人になりたいものです。さて、花粉症で気分が憂うつな季節ですが、漢方薬や鼻腔洗浄も選択肢の一つです。良い器具有りますのでご相談ください。鼻腔に付着した抗原を洗い流すことが大切です。それではヘルストロンにのって夏に向けて体調を整えましょう。
不眠と高電圧(2018年3月)
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3月、布団から起きるのが辛い季節です。でも、不眠症で悩んでいる方も多いのではないでしょうか。夜間のコンビニ営業、深夜スマホの見すぎで頭が冴えてしまうなど刺激に溢れた毎日を送る結果、体内時計がずれてしまうのです。交感神経を抑えて副交感神経を優位にさせねばなりません。そんなとき、当院にある3万Vヘルストロンの会社である白寿研究所が出している雑誌が目にとまりました。このヘルストロンを開発した原敏之博士がお母様を人体実験にして100万ボルトの電圧を流した話です。青紫色の稲妻が走り、会場の見学者が度肝を抜いたその日から、お母様の不眠症と便秘が嘘のように消えたというのです。1928年の出来事です。この世に現存していたら一度は乗ってみたいものです。高圧送電線の下では人や植物が凄く健康って話を聞きますが、びっくりです。
豆まきとインフルエンザのお話(2018年2月)
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2月、節分を迎えます。日本では平安、室町時代より豆まきが始まったと言われます。昔、京都は鞍馬に鬼が出現したときに大豆を鬼の目に投げて退治したことから摩の目(摩目)に豆を投げつけ摩を滅する「摩滅」になったという説が有ります。さて、インフルエンザが流行していますが、わが国では862年に日本三代実録という歴史書内に咳逆(しはぶき)という言葉が有り、正式記録では最古です。源氏物語の夕顔や光源氏もこの咳逆にかかったようです。まさに人類の歴史はウイルスとの闘いですね。当院にはウイルス検知の感度の良い器械があるので、ご利用下さい。さすがに高熱後1、2時間では難しいですが。一方、転倒事故が最も多い季節です。積雪、凍結により多発し、大雪で転倒が急増します。水、氷による滑りが半数以上とのこと。猫のように丸くなって身体を保護して下さい。
手洗いの見直し(2018年1月)
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新年あけましておめでとうございます。本年も宜しくお願いいたします。平成も30年を迎えました。戦争の無い平和な年を願ってやみません。さて、冬は手洗いを勧められますが時々綺麗に洗えているか気になります。先日新聞に手洗いの方法が載っていました。手の甲を良く泡立てた石鹸で擦り両手の指を交差させ指と指の間を念入りに洗い、指先は手のひらに反対の爪をたてて洗う、手首を擦り良く洗い流す。以上の洗い方で細菌数が激減するのです。更に、使い捨てのペーパータオルを使用すると効果があります。食品を扱う業界の方、特になま物を扱う方は是非習ってほしいですね。インフルエンザ、風邪のウイルス防止のために、アルコール消毒やマスクをして室内の乾燥を防ぐのも必要です。咳が出るならマスクでウイルスの飛散を防ぎ、周囲に感染させない最低限のエチケットが大切です。