武島内科クリニック

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多摩市落合3-11-3 (青木葉通り沿い)

院長コラム(2016年)

 院長コラムは、多摩ニュータウンエリアの地域情報紙「週刊もしもししんぶん」に寄稿した記事をまとめたものです。過去5年分の記事を掲載しておりますが、バックナンバーに関して、内容の見直しや加筆・修正はしておりません。そのため情報が古かったり、現代の常識と異なる内容が書かれている可能性がありますので、あらかじめご了承ください。

人生(2016年12月)

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 12月、早いもので1年が過ぎようとしています。10代は大人に憧れちょい悪になってみたり、20代は酒、タバコをふかし、背伸びをして怖いもの知らず、30代、40代は結婚、子育てに追われ、家族のためにがむしゃらに働き、気づいたら既にシニア世代。そして近い将来人生の終末を迎える。ついこの間大学を卒業したばかりとか、病院に勤務したのもつい最近のような気持ちは有るのですが、時の流れを止めることは誰にもできませんね。若い人に一言、悔いのない人生を送るには、思い立ったらすぐ行動が良いかもしれません。
さて、寒くなってきました。インフルエンザワクチン接種は早めに終えてください。ノロウイルスも体力を奪われます。下痢が続くときは、梅干しをほぐし、白湯、ハチミツ、レモン汁を加え飲むと良いでしょう。面倒な人は、大きな梅干しを3〜4個食べるだけでも違います。

風邪の予防法(2016年11月)

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 11月、霜月。風邪にかかったかなと思ったら、背中〜肩に温湿布を張り、葛根湯又は麻黄湯を飲んでください。一緒にひね生姜を擦り、その絞り汁に熱湯を注いで飲むと良いでしょう。好みでハチミツ、レモン汁を入れると更に飲みやすくなります。加えて厚着をすると、流れる汗と共にだるさが取れていきます。ただし、小児、高齢者の方は脱水になりやすいので注意が必要です。インフルエンザワクチンは是非とも接種してください。毎年うがい、手洗いが推奨されますが、本当にこれって効果有るの?と思う方は多いと思います。ウイルスは鼻、口、気管の粘膜から短時間で体内に吸収され、疲れているとウイルスは増殖しやすいため、かかりやすくなります。口、鼻の粘膜から体内に取り込みやすいので、手や指はよく洗いウイルスを除去してください。十分な睡眠、インフルエンザワクチン接種、ヘルストロン、冷水浴で乗り切りましょう。

健康の秋(2016年10月)

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 10月、天高く馬肥ゆる秋。先日ふと新聞の端に目をやると、40、50代を中心に体づくり、即ち筋肉質の肉体作りが流行っているとありました。私は空手と合気道を習っているので、打撃防御のため自然に筋肉質となり、受身の練習の影響か首が太くなってきました。新聞記事にもありましたが、昔着ていた洋服が合わなくなっております。風が吹けば桶屋が儲かるではありませんが、オーダースーツを注文する会社員が増えたそうで、社会にも余裕が出てきた証拠でしょうか? さて、座ってばかりでスマートフォン、パソコン作業していると、猫背になり股関節も動かなくなります。時々万歳や深呼吸をして身体を伸ばしましょう。座りながら片足を反対側の太ももにのせ膝を軽く10回程度押します。この動作を左右で繰り返すと股関節のストレッチになります。当院にあるヘルストロンは筋肉の弛緩にも良く筋の緊張を取ってくれます。

夏の疲れ(2016年9月)

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 暑い毎日が続きます。この原稿寄稿中はオリンピック真っ最中。日本も科学的トレーニングと人材発掘が功を奏しメダルの数が増えました。ここ多摩センターにもオリンピック仕様公認競技用プールが完成し、益々水泳界はメダルが近くなりますね。東京オリンピックでは、私も愛する空手が選考され今から楽しみです。
さて、これから秋を迎えますが、旧暦9月は長月と呼ばれ、夜が長くなります。このような季節の変わり目は夏の疲れが残り、体調不良になりやすいので注意が必要です。対策としては、先ずは良く寝る、昼間と夜の区別をつける(朝陽に当たる)、運動をする等が重要になります。そしてたまに血圧測定も大切です。疲れが溜まると、びっくりする値が出ることがあります。当院にある高電圧治療「ヘルストロン」は体調を整える手段の一つです。私も空手、合気道、冷水浴そしてヘルストロンで体調管理をしています。

若さを保つ人のために(2016年8月)

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 8月、暑い日々が続きます。先日高電圧治療のため外来を受診した患者さん、腹の底から響く声が特徴です。その声を聞いた瞬間からお元気だなと思うのです。人間病気になると、姿勢がうつむき加減になり、声のトーンも下がっていきます。その方を拝見しますと綺麗な黒髪でしたので、思わず「染めていらっしゃるのですか?」と尋ねたところ、「地毛で一切染めていません」とのお返事。驚きました。何故ならばお歳が80歳近いのです。30年以上医者をしていますが、初めてです。よく、寝たきりの患者さんに経腸栄養剤(消化管から吸収させる栄養剤)を投与しますと、髪の毛が黒々としてくる方を何人か拝見したことがありますが。よく声を出される仕事のためか、遺伝子なのかわかりませんが羨ましい限りです。当院にある高電圧治療機は3万ボルトです。この方のように黒髪になるかも、です。

心の中の磨きたい石(2016年7月)

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 7月、暑い夏がやって来ました。先日大リーガーのイチロー選手が日米通算安打記録の大快挙を成し遂げましたが、祝福する人の一人、侍ジャパンの小久保監督のお話が新聞に掲載されていたのを目にしました。 イチロー選手は心の中にある石を野球を通じて輝かせるために、常に挑戦し続けるのだと。当時、その言葉を聞いた小久保選手は、本塁打王を取り天狗になっていた自分を恥じたそうです。人間の想いの力とは世界まで変えてしまうのですね。私たちはイチロー選手を見習わなければいけません。 さて、食中毒の季節、なま物は10℃以下に保ち早めに食べることが肝要です。意外なのがウエルシュ菌という酸素が嫌いな菌です。厳しい条件では芽胞を形成し生き延びます。カレーを前日作りっぱなしにして冷蔵庫で保冷しないでおくと、この菌により食中毒を起こすことがあります。

梅雨の病(2016年6月)

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 6月、梅雨の季節です。4月は熊本震災で多くの方が被災され亡くなった方も大勢いらっしゃいます。これから梅雨の時期、テントに雨は辛いです。一刻も早い救済を願ってやみません。さて、じめじめした梅雨の時は心も身体も重いですね。水は下に集り易くしかも冷たい性質が有るため、この梅雨の時期足が重くだるい、冷え性を訴える方がいらっしゃいます。そんなときは水を排泄して温める漢方薬が良いでしょう。また当院にある高電圧治療器、通称ヘルストロンは3万ボルトの電気椅子に座るだけで、全身の血流が良くなり筋肉の凝りもほぐれていきます。この度ウオーターベッドも新しい最新式に交換いたしました。全身の筋肉に程好い刺激を与えてくれます。昔から病は気からと申します。心がリラックスしていると脳から気持ちをよくする伝達物質が多く出て病防止になります。

春の病その2(2016年5月)

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 5月。転勤、昇進、学校では卒業そして入学と目まぐるしい日々でした。そのようなときは、悩み、不安、疲れから不眠症や鬱になることがあります。いわゆる五月病といわれるものです。期待を持って入学したのに思っていたのと違う、なかなか眠れない、朝起きるのが辛い、食欲が無く出かけようとすると下痢になる。このようなときは要注意です。悩み事は、親しい人に早めに相談してください。何か目標を作り、それに向かっていくと良い方に向かう場合もあります。目標に熱中できるため、悩んでいる暇がないからです。私も昔、五月病になり留年寸前までいきましたが、再試験突破を目標に勉学に励んだところ、いつの間にか正常な精神状態に戻っていました。自己克服が無理な方は内科でも構いません。早めの受診をお勧めします。当院にある高電圧治療器、ヘルストロンは不眠症にも効果が有ります。

春の病(2016年4月)

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 4月、出会いと別れの季節です。そんな季節にぴったりなのが桜です。桜は日本人の心そのものです。散る姿は自然と心が揺り動かされます。そんな素敵な季節なのに花粉症の方は憂鬱ですね。アレルギーを防ぐ薬を服用し点眼、点鼻が一般的な治療です。私もアレルギー体質で過去には悩まされましたが、冷水浴をするようになってからは平気です。最近スーパー銭湯があちこちにできサウナも身近になりました。高温のサウナの後は水風呂に入りますが、まさにこれが冷水浴です。サウナの好きな方は気付かないうちに花粉症が良くなっているかも知れませんよ。さて、春眠暁を覚えず。眠いのに眠れない、不眠症で悩んでいる方がいらっしゃると思います。そんなときは当院にある高電圧治療器、通称ヘルストロンをお勧めします。3万ボルトの椅子に座っているだけです。

酒学その2(2016年3月)

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 3月、春の訪れですが、景気 は未だ冬ですね。私の子ども時 代は皆貧しかったですが、今よ りイキイキしていました。4年後の東京オリンピックは楽しくありたいものです。さて、酒学その2。酒飲みなら誰もが一度 は経験する二日酔いは、脱水、 体の酸性化、低血糖が原因です。 全身の臓器が脱水を起こしてい るので、喉がカラカラになり酷い頭痛に悩ませられます。したがって二日酔い治療には糖分を含んだ水分補給が第一となります。現在は、スポーツドリンクがあるので便利ですが、ひと昔前は味噌汁や梅干しを入れたお湯等を飲んでいました。昔の人の知恵でこれは大変利にかなっています。一番効果を期待できるのは、ブドウ糖の入った点滴を受けることです。さて、20年程前から女性のアルコール中毒が増加しているようです。体を動かす、趣味をもつ等をして気晴らしをするのが良いですね。

酒学(2016年2月)

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 2月、外気は寒く、同時に景気も世界情勢も寒い。日本は島国で良かった。平成の名のように平静でいたいものだ。さて、寒いと運動をさぼってお酒をたしなむようになります。今は頂いた剣菱を飲んでいますが、有名な藤田東胡や頼山陽が愛した酒として知られています。歴史上の著名人と同じものを味わうのは感慨深いものです。でも、飲んでいる時はみんな同じ。酒はほろ酔い加減が一番良く、いわゆる酩酊感を楽しむことができます。最大日本酒で3合、ビールは3本、ウヰスキーに至ってはグラス7杯以内に抑えた方が翌日に持ち越さない量といえましょう。悪酔い防止には柿、緑茶を酒宴前に摂取するとその中に含まれているタンニンが効果を発揮します。中年層のストレス解消の半数以上が酒に依存です。そんなメタボ人のあなた、武道に傾倒してストレス発散はいかが?(次号へ続く)

サウナをもっと身近に(2016年1月)

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 明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。今年も武道で身体と精神を鍛えていきたいと思います。多摩センターにある空手の増田道場及び百草園の合気道一心館道場の生徒として皆様をお待ち申し上げます。さて、12 月は左ふくらはぎの肉離れを起こし一時休憩しました。武道には怪我がつきものです。昔の武士は刀傷、打撲傷に対してどう治療していたのでしょうか?薬草、冷水または温泉を使い治したのでしょう。最近、スーパー銭湯があちこちにできたため手軽にサウナを利用できます。日本では和温療法といって元鹿児島大学の鄭先生が重症の心不全患者にサウナを用い良好な結果を出したことで、全国の病院に広まりました。身体を温めると筋肉もほぐれ、その後の水風呂は冷水浴になり免疫機能にも良いのです。ただし、血圧の高い方は注意が必要です。

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