院長のコラム

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在宅医療36

3月、徐々に昼間の時間が長くなり、心も少し明るくなります。春は生命が宿る時期です。心を強く持っていきたいものです。

本年はノロウイルス感染症が1981年以来最多となっているようです。主な症状は嘔吐、下痢、発熱です。軽い方には嘔吐のみの場合もあります。注意しなければいけないのはお腹が冷えたから?と自己診断してしまう場合です。こんな時も吐き気、嘔吐を伴っていたらウイルス感染を頭の隅に入れてください。

感染力が大変強いので、吐物、下痢便は決して素手で触らぬようにしてください。消毒はよく流水で落とし、さらに塩素系漂白剤を薄めて手を洗うと効果的です。

特に高齢者で介護の必要な方は要注意です。脱水で入院となる可能性が高いのです。おかしいと 思ったら主治医と早めに連絡を取ってください。

在宅医療35

2月、寒さが骨身にしみますね。昨年は新型インフルエンザが私達をパニックに陥れました。残念ながら、亡くなった方もおります。新型インフルエンザに関しては多くの人は免疫を持っていません。そのためワクチン接種で免疫を作るのが最も一般的です。流行は若年者に多くみられ、そのほとんどが軽症で済んでいます。最近では50代以降の方にも感染が広がっているようです。50代以降は重症化の危険因子を持っているため、70代〜80代に感染が広がっていくのも時間の問題と思われます。特に集団生活をしている老人ホーム、病院などは厳しく感染者を遮断せねばなりません。私は普段からマスク、室内の加湿を怠りません。冷水浴をやって自律神経を鍛えています。それでも、万全とはいえません。何よりも、心労を避け、よく眠ることが大切です。

在宅医療34

新年明けましておめでとうございます。昨年は新型インフルエンザ(以後新型と記す)の流行や不況が重なり大変でした。今年は良い年にしたいものです。

さて、冬の大敵といえば風邪、特にインフルエンザです。スペイン風邪、アジア風邪、香港風邪、新型の発生と10年〜40年サイクルで新しく変化します。興味深い点は、新型が発生すると既存のウイルスが消えてしまうことです。ただし、ソ連風邪が流行したときは香港風邪ウイルスは消失しませんでした。今後、1種類または3種類になるのか注意が必要です。

不覚にもかかった時は看病する人はマスク、手袋を使用し、換気を頻回に行い空気中のウイルス濃度を下げ、湿度は60%以上に保つようにしてください。患者さんがご高齢の場合、脱水は危険です。経口摂取可能なら経口補水液が良いでしょう。

在宅医療33

12月、今年は新型インンフルエンザが日本中を騒がせました。現在は低年齢層〜20代の若年層を中心に感染の広がりをみせていますが、今後は徐々に全年齢層へ拡大していくことでしょう。

季節性インフルエンザの場合は年間一万人の方が亡くなると言われています。その内の90%以上を65歳以上の方が占め、その多くは、脳血管障害、重い心臓病、呼吸不全、癌を患っている方が細菌感染を合併し、病状が悪化して亡くなります。それゆえ季節性インフルエンザワクチンは必ず接種し、抵抗力を温存しなければなりません。

一方、新型は一部の若い方がウイルス性肺炎からいきなり呼吸不全を生じてしまうことがあり、この点が季節性と大きく異なる病状を呈しますので、よくよく注意が必要です。どうぞ安心なさらずに身体を温めマスクをして身を守ってください。

在宅医療32

今年は不況、そのうえ新型インフルエンザが私達を脅かしました。それでも、困難は乗り越えていきましょう。

さて本年はインフルエンザワクチンの数が例年に比べて極端に少なくなっています。何事も早め早めに対処されると良いと思います。特に、在宅療養中の患者さんは抵抗力が落ちているので、出入りする私達はマスク、手の消毒に気をつけ、ワクチンを接種し患者さんにうつさないようにしなければなりません。

ところで在宅でついつい遠のいてしまうのが検査です。血液検査は検体を保冷箱に入れて持ち帰らなくてはならない煩わしさがあります。ついついが重なると、いつか糖尿病の患者さんの高血糖に気がつかずに慌ててしまうこともあります。医院の中では気軽に出来る血液検査も、在宅では勝手が違います。何事も余裕を持ちたいものです。

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